2008年11月11日
空全体を覆っていました。回復してくるというのなら、まあいいか、と遠方の山を撮りました。もやがかかるとこの山、たまに見えなくなります。。
今日はベルギーの駅の写真を眺めていました。
アントワープです。『フランダースの犬』にでてくるノートルダム大聖堂のあるところですが、このアントワープの駅、すごくきれいで、電車を降りると思わずカメラを向けてしまうのも仕方がない、そんなつくりです。載せておられる写真はエントランス付近ですが、全体もとても美しいと思います。
で、かれこれ10数年前の話ですが、友人と私はブリュッセルからブリュージュに行こうとしていて、途中でアントワープに停車したのです。駅を見た友人は「写真を撮ってくる!」と言って、ホームに降りていきました。しばらく停車してから、電車は動きだしました。私たちが乗っていたのは真ん中あたりの車両で、さて友人はいい写真を撮れただろうか、と席で待っていました。ところが次の駅になっても友人は戻ってきませんでした(T_T)。
これは乗り損ねたのでは、、、といろいろな心配が頭の中をかけめぐりました。友人は単に乗り損ねただけだと思われたので(笑)、まずは、友人といつ会えるかなあと思いました。そしてここにある大型スーツケース2つとショルダーバッグ3つ(!)を私がひとりで持って降りないといけないということだな〜(^^;)、と思いました。見ると乗降口は狭く、頭の中では両手にスーツケース、ショルダー3つを斜めがけ、という悲惨な姿を想像していましたが、それさえもできそうになく、どうすれば、、、と思っているうちにブリュージュに到着しました。
まずスーツケース1つとショルダー3つで、乗降口に挟まってしまいました(^^;)。
その状態を後ろで本を読んでおられた男性が見ていて、笑いながら助けてくださったのです。スーツケースもホームまで持って降りてくださいました。「ダメダヨ〜(^^)」という意味のジェスチャーを残し、席に戻って行かれました(笑)。
笑われても助かったなら良かったことにしなければ(-_-;)、と思いながら、次の電車はいつ来るのだろう、とホームで待つことにしました。よくくるローカル電車だったようで、15分後には笑って降りてきた友人。。(^^;)
なんでも電車が走り出したとき、ホームから私に手を振っていたそうです。
どう言って責めようか、と思っていましたがなんとなく、もういいかー、と思ってしまい、いい写真撮れた?、と天使のような声をかけてしまった私です。。
美しくて痛い、思い出の駅です。。(^^;)