2009年01月18日
明るい空でした。やんだように見えたので傘なしで出ようとしたら、まだわずかに降っていました。が、この土日は寒さも少しましでした。(^^)
こういう日は美術館日和。。目についた記事も、そういった関係のお話が多かったです。
今日は、アールヌーヴォーというと思い出す、アルフォンス・ミュシャがデザインした
『フーケ宝石店』を載せておられたのが印象的でした。
ミュシャは女優サラ・ベルナールの舞台
『ジスモンダ』のポスターが出世作で、そのあと装飾パネルなども手がけましたが、コンコルド広場からマドレーヌ寺院のあいだにあった宝石店もデザインしました。20年代に閉店した後、建物はマレ地区のカルナヴァレ美術館に移築されています。
それをこんなにたくさんの写真で見たのは初めてで、しばし圧倒されていました。きれいに撮っておられますね〜(^^;)。
アールヌーヴォー建築はいろいろありますが、見る方によっては、美しすぎて怖い(?、笑) 、と感じられるほどの装飾です。そう感じられる場合はおそらく、装飾の中の昆虫や蝶などのモチーフが、リアルな曲線で作られているせいでしょう。
日本のアールヌーヴォーというと琳派(光琳派)でしょうか。。草花と鳥が多いのは、日本の美意識でしょうね。あっさりしていると思います。。(^^;)
こう言ってはなんですが、私は贅沢な場所にも、退屈に感じる空間と、退屈に感じない空間があると感じています。建物を見るときに、専門家の方からは怒られそうなことを平気で考えていることがあります。スミマセン。。m(_ _;)m
フーケ宝石店は好みにかかわらず退屈に感じない空間だと思います。
時代の美意識を想像できるのと、装飾を作り上げる執着まで想像できて、芸術という言葉しか浮かんでこないですね〜(@_@)
唯一無二の宝石店、いろんなことを考えてしまいました。。(^^)